遼時代後期(11〜12世紀)

胴径約 11cm 高約 19.5cm

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遼時代の鶏冠壺(皮嚢壺)です。

鶏冠壺は騎馬民族である契丹族が
水を携帯する際に用いる革袋を模して
陶器であらわしたもので、
遼時代を代表するやきものです。

契丹族は、この鶏冠壺を馬上で携帯し、
地上でも生活用品とし、そして最後は
生前の愛用品として墓にも埋葬しました。

遼時代初期から中期には、革縫いの文様が
はっきりと装飾されるのに対し
後期にはこのように装飾を排した、
簡素で洗練されたものが多くなります。

持ち手を小さめにとり、
ぼってりとした下膨れの器形からは
豊かな水の存在を想像できます。

口縁部にソゲがあります。
補修はありません。

箱、資料が付属します。
色違いを計3点出品していますので
そちらもご覧ください。

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※照明などにより実物の色が写真と
多少異なって見える場合が有りますのでご了承下さい。
※大きさはおよそのサイズです。
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ほかにも古美術品を販売しております。
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